「能登半島にエールを贈るプロジェクト」の特大タペストリーを室生犀星記念館にお預けしました
能登半島にエールを贈るプロジェクト
特大タペストリーを室生犀星記念館にお預けしました。


学芸員の嶋田さんに作品が出来上がった当時のことをお話しさせていただきました。
展示につきましては、調整を進めていただいております。
貴重なお時間をありがとうございました。
のと里山空港でのお披露目会・展示から、ご賛同いただいた加賀友禅作家の久恒先生と、輪島塗り沈金師の芝山先生の作品になりました。
能登空港でのお披露目・展示から始まり、石川県政記念しいのき迎賓館でも展示された後、地元穴水町プルートでも長きにわたり展示していただきました。
龍屋とアートユニット fRAum®︎(フラウム)
の4人ではじまったプロジェクト。
金沢三文豪の一人、室生犀星の抒情小曲集から「氷の扉」「ふるさと」「桜と雲雀」の三編を選び、アートカリグラフィーで石川県の形を描いた作品です。


以下、fRAum®︎(フラウム)様より
まるで一つの詩のように情景が繋がり、厳しい冬に祈る詩から春に向かう季節の移ろいに、復興への願いを重ねています。
三編の内、特に冒頭の「氷の扉」の、「この国の草草と 人人の心ごころに よきめぐみのあらむことの ああ しきりにけふは祈らる」という心情は、まるで犀星が生きていて復興の思いとして書かれたような気がしています。
私たちの作品は、英語やドイツ語が多いのですが、今回は、被災に見舞わられた方々や支援で能登に入られる方々に読んでいただきたいという思いと、英語に訳してしまうと室生犀星ならではの情景や言葉のニュアンスが表現できないと考え、初めて日本語のみでカタチを描く作品としました。
東京のアーティストとして、東京は能登を忘れていないというメッセージが伝わればと思います。
たちまちに雪光る山なれ
たちまち鳴りてはくもる山なれ
四方よもの氷の扉ひらかれ
いつさいは萌えむとす
この国の草草のなよらかならむことの
けふはしきりに祈らる
この国の草草と
人人の心ごころに
よきめぐみのあらむことの
ああ しきりにけふは祈らる
雪あたたかくとけにけり
しとしとしとと融けゆけり
ひとりつつしみふかく
やはらかく
木の芽に息をふきかけり
もえよ
木の芽のうすみどり
もえよ
木の芽のうすみどり
雲雀ひねもす
うつらうつらと啼けり
うららかに声は桜にむすびつき
桜すんすん伸びゆけり
桜よ
我わがしんじつを感ぜよ
らんまんとそそぐ日光にひろがれ
あたたかく楽しき春の
春の世界にひろがれ
抒情小曲集 室生犀星
※ 作品の著作権はfRAum®︎(フラウム)が所有し、商品制作など二次的利用に関しては、fRAum®︎と龍屋による許諾が必要となります。


